主な仕事内容
食事介助
ご自身で箸や食器を持つことが難しい入居者様が多い萩の里では、食事の際に事故が起きないよう細心の注意を図りながらサポートを行います。入居者さまによって食事の形態が様々な為、その方に合ったペースを考えながらサポートしたり、その日の体調によって食べられる・食べられないといった変化がある中で、なるべくしっかりと食事を取っていただけるよう工夫をしながら介助を行ったりします。
入浴介助
週に2回の入浴の介助を行います。滑りやすい浴室での転倒事故が起きないよう注意したり、寒暖差の大きい時期にヒートショックなど身体に負担のかからないような温度を調整したりしながら介助を行います。入浴介助は体力を必要とする仕事ではありますが、入居者様の身体を清潔にし、精神的・肉体的な苦痛と緊張を緩和させる効果もある入浴は、とても重要でやりがいを感じられるかと思います。
排泄介助
入居者様が安心して排泄を行えるよう、身体の状態やリズムに合わせて適切なサポートを行います。プライバシーに配慮し、できる限り自立した排泄を促しながらも、必要な場合にはトイレへの移動、衣服の着脱、排泄後の清潔保持などを介助します。また、入居者様の健康状態の変化を細かく観察し、排泄に関するトラブルや異常がないかを常に確認し、必要に応じて医療スタッフと連携して対処します。
その他の仕事内容
移動介助
更衣介助
体位変換
歯磨き介助
レクレーション準備
1日の主な業務の流れ(日勤の場合)
6時30分
朝の巡視・排泄介助
萩の里では、施設としての起床時間が6時30分となっているため、起床時間前から朝の入居者様の様子を確認しながら、起床のお声がけを行います。また、必要に応じて排泄や着替えなどの介助を行います。
7時30分
朝食準備・介助・片付け
起床後は朝食の時間になるため、食事場所である共同生活室へ配膳を行います。朝の巡視の様子を見ながら入居者様のペースに合わせて食事の介助を行います。食事後は順次片付けを行います。
8時30分
バイタルチェック・排泄確認
毎日朝食後に入居者様の脈拍・体温・血圧などのバイタルチェックを行います。目視では確認できない体調の変化をバイタルチェックを通じて確認し、測定結果に応じてその日の行動や食事内容なども考慮した体制を整えます。また、合わせて排泄の確認を行い必要に応じて介助を行ったりもします。
10時00分
入浴見守り・介助
月曜から土曜のうちで、ご入居者様お一人につき週2回入浴介助を行います。お湯の温度やシャワーの強さなどひとつひとつの動作を確認し、入居者様に負担をかけないようにしながら解除を行います。また、入浴は入居者様の体の様子を確認できる大切な時間の一つでもあるため、体の変化を確認も行います。
10時30分
容態観察・巡視
入浴が終わったあとは昼食までの自由時間になるため、お茶を飲んだり工作をしたりしている入居者様の容態を見ながら適宜介助などを行います。
11時30分
昼食準備・介助・片付け
昼食も朝食同様に共同生活室での食事となるため、配膳・入居者さまの移動、食事介助などを行います。施設での生活の中で食事は誤嚥などの危険性が高い時間でもあるため、入居者様の様子を注意深く確認しながら介助を行います。
12時30分
居室内清掃・排泄確認
昼食後は施設内の清掃作業を行います。入居者様が1日のほどんどを施設内で過ごす萩の里では、衛生管理は大切な作業の1つです。入居者様が集まる集会室をはじめ、施設内の隅々まで徹底して清掃作業を行います。
14時00分
レクレーション活動援助
昼食後、レクリエーション活動を行います。この日は七夕が近いということもあり、七夕飾りを行ったり短冊に願い事を書いたりする作業を行いました。入居者様に書いていただいた短冊を笹に取り付けたり飾りつけをしたりして、入居者さまと一緒に楽しみながら活動を行いました。
15時00分
おやつ中の見守り・介助
午後の活動のあとはおやつの時間になるため、介助を行います。食事の時間と同様に入居者様の容態を観察しながら介助を行います。
16時00分
容態観察・巡視・排泄確認
おやつの時間が終わると、夕食の時間までの自由時間となります。自分のお部屋にいる方、共同生活室で活動を行う方など入居者様の様子を確認しながら、適宜排泄介助などを行います。
16時30分
夕食準備・介助・片付け
朝食・昼食時と同様に、共同生活室での食事となるため、配膳・介助・片付けの対応を行います。その日の入居者の様子次第では、症状に合わせて食事形態を変えて提供されることもあるため、事前に調理職員と連携しながら加工を行ってもらい、食事時は細心の注意をはらって介助を行います。
17時30分
事務作業・申し送り・退勤
夕食後は入居者様の1日の様子を点検簿記入日誌へデータ入力などを行い、夜勤者への申し送り事項をまとめます。一通り作業が終わり次第、一日の業務は終了となり退勤となります。
職員インタビュー
Tさん
簡単なプロフィールを教えてください。
介護付有料老人ホーム萩の里で入居者さまの生活をサポートする介護職をしています。小田原福祉会に入って4ヶ月目になります。前職は訪問介護の施設で介護職員として働いておりました。
介護の仕事を始めようと思ったきっかけと、小田原福祉会に応募しようと思った理由は何ですか?
介護職に就こうと思ったきっかけが、主人のお兄さんの体調が良くなく、何か手助けできることがないかと考え、前の職場が勉強をしながら資格を取らせてくれる職場だったので介護職に就くことになりました。ただ、勤務時間の変更をしてほしいと言われ、子供が2人いるため、平日の日勤で働ける私の希望と合わず、別の職場を探していたところ、小田原福祉会ではその点融通を利かせていただけるということで、私の勤務希望にも合っていたので応募することを決めました。急なお休みや行事などでのお休みもある中で、他の職員の方々に助けていただき、とても助かっています。
日々の業務の中で、大変だと感じることはどんなことですか?
小田原福祉会で働いて特に大変だなと感じることはありません。以前の職場では心無い言葉をかけられることもありましたが、小田原福祉会に来てからは、職員の方々をはじめ、入居されている方、施設に関わる方など多くの方がとても温かく接してくれるので、毎日とても楽しくお仕事をさせてもらっています。ただ、入居者さま相手の仕事なので、「今日は機嫌を損ねてしまった」、「今日は話が伝わった」など、その方のその日の様子を伺いながら対応する難しさはありますが、他の先輩職員の方々にサポートしていただきながらチームワークで対応できるので、その点もありがたみを感じています。
小田原福祉会に入ってから、自分が成長したと感じることはどんな部分ですか?
小田原福祉会に入ってまだ4ヶ月目になるので、まだまだ足りないことばかりです。前職では、分からないことを教えてくれる機会が少なかったのですが、小田原福祉会では、先輩職員の方々が分からないことを丁寧に細かく教えてくれるので、とても助かりますし、同時にやりがいも感じています。
これからの目標などがありましたら教えてください。
私は小田原福祉会に入って間もないので、先輩職員の方々から様々なことを教えてもらったり助けてもらったりすることの方が多いですが、これから萩の里で働かせていただきながら経験を積んでいき、今度は私が誰かの助けになることが今後の目標です。